「遠き山に日は落ちて」制作記録(2)
当ブログへご訪問ありがとうございます。
アカペラ界の路地裏そば屋こと、アカペラ研究室「LET'S A CAPPELLA AGAIN」、研究室長の細井です。
前回の「「遠き山に日は落ちて」制作記録(1)」の続きです。
制作記録を書いている今もまさに鋭意製作中です(笑)
第三弾「遠き山に日は落ちて」は、10月末日に公開予定です。
引き続き今作の制作スケジュールを公開します。
研究記録、研究日誌的なものです。
9/25 : この日はまりえ氏の動画撮影。この日の昼間は別件がありました。大学時代にHearty-voxというグループで一緒にアカペラをやっていた佐藤貴彦氏が面白い企画を持って遊びに来てくれたんです。こちらはアカペラではなく、楽器ありのアレンジのオリジナル楽曲の音源制作。
アカペラ研究室「LET'S A CAPPELLA AGAIN」の裏テーマとして、素晴らしいアカペラ人のプレイを世に広めたいというのがあります。せっかく同じ日にまりえ氏が来てくれるので、この楽曲にアリサ氏とまりえ氏にコーラスで参加してもらうことに。
二人のコーラスが入ったことで楽曲が一層輝きました。感謝。
「遠き山に日は落ちて」の制作記録に戻ります。
10/7 : この日はヨシダゲイン氏のベースボーカルRec2日目。前回一通り録り終えていたので、今日はさらにクオリティーを上げるためのブラッシュアップ作業。より良い鳴りを追求するために、ベースボーカルの精度は高いものが求められるもの。コードはベースを基準にして積み重なっていきます。なので上のパートが完璧な和音を鳴らしても、ベースが良いポジションにいないと成立しません。ヨシダゲイン氏はさすが、そのことをよく理解しており、「ここはもうちょっと良い鳴りになりそうじゃない?」など最後まで良いプレイを追求してくれました。…からの動画撮影は暗譜に苦戦(笑)「歌っている時と緊張感が違いすぎる!」とつっこまずにはいられないギャップがあり、それもまた楽しい時間でした(笑)写真は「脳みそが疲れた」と言いながら、遠き山に落ちる日を見上げつつたそがれるヨシダゲイン氏。
10/16 : この日は細井Rec初日。5thコーラスです。一通り素材を録り終え、後日ブラッシュアップの予定。私は全員が終わってから最後に録るので、参加メンバーの皆さんの歌のフレージングを聴き込んでから歌える後出しジャンケンスタイル。ちょっとズルですね(笑)そこまでの参加メンバーの熱い録音の日々が心に刻まれているので、私としても気合いが入るところです。
10/22 : 細井Rec2日目。ブラッシュアップとフィンガースナップのレコーディング。今回はパーカッション類のダビングはスナップのみで、少なめです。フィンガースナップとかクラップはいわゆるサンプル音源(既製の音源)があり、その素材をDAW(音楽ソフト)に貼り付けてサクッとイケる良い時代です。それはそれで良いのですが、アカペラ研究室「LET'S A CAPPELLA AGAIN」ではそこもぜひ生演奏でトライしたいところ。今回もヒューマンな揺らぎ感と自分だけの一点もののグルーヴを求めて、スナップを複数回ダビングしました。
録音工程は以上です。
制作はミックスダウン、動画編集へと続いていきます。
ブログは次回「「遠き山に日は落ちて」制作記録(3)」に続きます。
最後にLET'S A CAPPELLA AGAINの第二段「森のくまさん」を是非お聴きください。
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LET'S A CAPPELLA AGAIN!!
アカペラプロデューサー・細井涼介